クラウド基盤のソフトウェアベンダー選定において重要な6つの項目

Posted by Vishrut Parikh, Director, Product Marketing at NetSuite

システムベンダー選定の際、将来的な製品/サービスの方向性や実装される機能など検討すべき点は多くありますが、中でも、クラウド基盤のソフトウェアベンダー選択において特に重要な評価要素の一つは、そのベンダーがこれまでの自社のビジネス状況を可視化し、把握できているかということです。

クラウドコンピューティングが広く世に知れ渡り、ますます熱を帯びてきています。
スタートアップ企業を含む多種多様なベンダーが日々「クラウド」と謳う製品を世に送り込み、選定する側にとっては混沌とした状況である中、クラウドでのビジネス運用に大きな割合で投資を検討する企業であれば、ビジネスの鍵を握る情報を預けにあたり、そのクラウドソフトウェアベンダーのこれまでの実績ともいえるビジネス基盤を良く知る事が非常に大切です。

例えば、ベンダーの財務状況はどうでしょうか。収支はプラスになっているか、売上は成長基調にあるか、製品開発と人材にきちんと投資しているかを見るべきでしょう。
ソフトウェアに常に新しい機能を実装し、製品の充実図っている会社であるからこそ収入を得て成長を維持できる健全な会社であり続けることが可能と言えます。上場企業であれば、財務諸表はすべて公開されています。

そのベンダーがクラウド基盤で開発された製品/サービスの会社として設立されたかどうかという事も非常に重要なポイントです。クライアント・サーバー時代のソフトウェアの基本設計からクラウド環境に移行させるのは大変困難な作業です。
さらに、オンプレミス環境をサポートしているベンダーは、そのような既存顧客の対応に時間を割かれ、クラウド環境への対応が片手間になりがちです。クラウドとオンプレミス型の両方を提供している企業において、クラウド事業は本当に健全な状態でしょうか?
クラウド事業単独の収益状況を開示しているかがポイントになるでしょう。

また、検討対象のクラウド事業は企業買収によるものなのか、あるいは、クラウドベンダーがこれから買収される可能性はあるかどうかも探るべき点です。
例えば、そのベンダーが買収された場合、製品計画が大きく変更となったり、それまでの成長の原動力となった経営ビジョンを持つ幹部が退職したりといった、規模や事業分野による顧客の選り分けが起こる可能性があるからです。

なぜベンダーのビジネス基盤にそれほどまで注目すべきなのでしょうか?

新たにシステム導入や切り替えを検討している企業は、その企業の事業成長、新製品の立ち上げ、あるいは海外への進出を実現するために、クラウド環境に移行する決断を行おうとしているケースが多数です。
また、すでに事業がこれほどまでに複雑化している中、わずか数年間でまた違うベンダーの切り替えを余儀なくされる煩わしさは避けたいでしょう。さらに、これ以上ITシステムは拡張したくないのも本音でしょうし、現在のIT部門や開発部隊はビジネス拡大やそのプロジェクトに注力させたいに違いありません。
ところが、クラウド環境移行によりこれらの懸念がクリアされたとしても、導入したベンダーが市場撤退をしてしまえば元の木阿弥となってしまうことを考えると、ベンダーの存続性は重要なファクターになるのです。

クラウドソフトウェアベンダーを評価検討する際、そのベンダーがビジネスの可視化ができているということはその一つに過ぎません。
下記に挙げる6つの項目がすべてクリアしていることが重要です。

評価検討項目
1.そのベンダーの将来的な存続性やクラウド環境での実績はどうか?
2.クラウド環境でのサービス保証体制や透明性はどうか?
3.そのクラウドベンダーは適正な認証を得ているか?
4.単純にホストしているだけか、真のクラウド型環境となっているか?
5.一定規模以上の会社か?
6.ソフトウェア、あるいはサービスはカスタマイズ、拡張、他システムとの統合が可能になっているか?

ブログ原文
Company Viability, History Critical Considerations in the Cloud
by Vishrut Parikh, Director, Product Marketing at NetSuite
http://www.netsuiteblogs.com/company-viability-history-critical-considerations-in-the-cloud

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